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動物園などで飼われたインドゾウのなかで最大はおそらく Tusko という名の雄で肩高310cm、体重は6492kgまでになった。初めサーカスで有名になり後にシアトルのウッドランドパーク動物園で余生を送った。1934年に推定40歳で死亡した。 1905年ごろ、ベンガルの Kumar Jitendra Choudhury に飼われていた Bholanath という牙のない雄は肩までの高さが333cmあった。 ネパールのマハラジャが飼っていた大きな雄 Hari Prasad は1957年の測定で肩高328cm。 ← Tusko |
2003年10月、オランダの Emmen Zoo にヨーロッパで最大といわれるインドゾウがラトビアの Riga 動物園から到着した。Radza という名のこの雄ゾウは肩高315cm、体重7200kgと予想外に大きく、オランダ側が用意していたゾウ舎を早々に壊してしまった。 ※ ryoさんから知らせていただきました。 |
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| 肩高(cm) | 体重(kg) | 名 前 | 所 在 |
|---|---|---|---|
| 310 | 6198 | − | マイソール(1953) |
| 305 | 5400 | Bolivar | フィラデルフィア動物園(1908年死亡) |
| 301 | 5000 | − | マイソール(1937年映画に出演) |
| 294 | 5900 | Ziggy | シカゴ動物園(1936年−) |
| 292 | 5000 | Big Charlie | 1959年死亡 |
↓横浜市立金沢動物園のインドゾウ 体長(頭胴長)が示されている珍しい例(体重は2006年)
| 生年(推定) | 肩高(m) | 体長(m) | 体重(kg) | 名 前 | 所 在 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1976年 | 3.0 | 4.0 | 5700 | ボン(雄) | 1985年4月、インドから来園 |
| 1977年 | 2.5 | 3.3 | 3600 | ヨーコ(雌) | 同上 |
| 1976年 | 2.7 | 3.6 | 4130 | アーシャー(雌) | 2002年5月、上野動物園から一時的に来園。2005年11月に戻る。 |
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市原ぞうの国の坂本小百合園長(2006)によれば、2006年5月現在日本で飼育されているインドゾウで最大は、愛媛県立とべ動物園にいる雄の太郎(推定33歳)で肩高3m、体重は計量されていないが推定6tという。また横浜市金沢動物園にいる雄ボン(推定30歳)も肩高3mで体重は5.7tある。 雌で最も大きいのは南紀白浜のアドベンチャーワールドにいるメリー(推定26歳)で肩高3m、体重5t。アドベンチャーワールドにいるもう1頭の雌ラリー(推定30歳)は肩高は2.5mだが体重は4.9tもある(アジアゾウ全66頭大調査)。 一般に飼育下のゾウは、餌を求めて始終移動している野生のゾウに比べて運動量が少なく、質の良い飼料を食べているので太る傾向がある。 |
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東京・上野動物園にいた雄のインドゾウ・メナムは1965年4月に来園、1985年12月(22歳)には体重5010kgになっていた。2002年には約6t、肩高3.2mに達した。当時では国内で最大のインドゾウだったかもしれないのだが、その年の10月に死亡した(TokyoZooNet)。※ ryoさんから知らせていただきました。


↑神戸市立王子動物園のインドゾウ・マック(雄・1992年生まれ)が国内最大級に成長し、ゾウ舎への出入りが難しくなったので同園は出入り口(高さ2.7m)3か所のうち、1か所を90cm高くする改修工事を行った(読売新聞)。高さ3mを超え、体重も5t(推定)。雄ゾウは40歳くらいまで成長を続けるので、マックはもっと大きくなる可能性がある。なお伴侶の雌ゾウ・ズゼ(1990年生まれ)は肩高2.5m、体重は3725kgである(王子動物園)。
※ ryoさんから知らせていただきました。わざわざ写真まで撮影していただきました。
ところでマックは1995年にヨーロッパからやってきたのだが、父親はヨーロッパ最大のゾウ Maxi(チューリッヒ動物園)だという。そしてズゼの父親はこれまたヨーロッパ最大といわれる Radza だ(AsianElephantNet)。
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おとなのゾウは1日に生草を200−300kgも食べる。乾草や藁だとその半分くらいだが、一方栄養価の乏しい木の葉ばかりだと400−600kgも必要だ。野生のゾウは毎日これだけ食べるために起きている時間(16時間!)のほとんどを費やす。何度か移動し場所を変えて食べないと一つの群のゾウが満腹できないからだ。 かなりの距離を移動するので、野生のゾウは動物園のゾウより多く食べるかもしれない。果樹園や農場がゾウの群に侵入されると大きな打撃を受けることになる。 動物園では乾草を50kg、他にジャガイモ(15kg)、サツマイモ(12kg)、ニンジン(7kg)などを与えている(天王寺動物園)。栄養価の高いものを食べてあまり動かないのだからよほどコントロールしないと肥満することになる。 |
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インドゾウはアフリカゾウよりもおとなしく飼育しやすいことになっているが、なかなかどうしてそんなことはない。東南アジアでは家畜化に成功したからそんな説が出たものと思われる。
アッサムの保護区でゾウの群を撮影していた戸川幸夫氏は、ゾウに気づかれて追いかけられた経験がある。ゾウは最初逃げようとしたが、ボスらしいゾウの力強い叫び声で逃げかけた群が一斉に突撃してきた。結局逃げ切れず、草に火を放ってゾウを撃退するという荒業で切り抜けたそうだ(野生の報告、1971)。
Carrington(1955)の推計ではインドでは毎年約50人がゾウに殺されているという。さらに動物園やサーカスでゾウによる死者が10人ほどいる。
Clarke(1969)によればインドで、よく訓練されていたあるゾウが18人も殺している。しかもこのゾウは殺すには惜しいということで、その後もお咎めなしだったとか。 ビルマでも飼育されていたゾウが15年間に9人のゾウ使いを殺している。このゾウも死罪は免れたが牙を切り落とされてしまった。 1952年、東パキスタンで牙が1本しかない独り暮らしの雄が27人を殺した事件があった。 1963年、インドで野生の雄ゾウが、人が大勢乗っていたトラックをひっくり返して、90m下の崖に突き落として9人が死亡した。 |
↑中国で最大のインドゾウ−五泉山動物園で飼われている麻杆(マーガン)。肩高3.3mもある(Yahoo) |
1964年、ビルマでちょっとしたアトラクションがあった。1頭のゾウ(体重3.5t)と兵隊50人(計2893kg)とで綱引きが行われたのだ。ほとんどの人がゾウに賭けたが、結果は兵隊が勝った。
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←インド中部の Gwalior で飼われていた大きな雄。牙の先端が切り落とされているのは、こうしないと横になるのに難儀していたからだという。
野生のインドゾウで最大の記録は、1924年インドのアッサムで Susang のマハラジャが撃ちとめた牙が1本しかない雄。肩の高さが3.4mあったとされているがこれは前足の周囲からの推定である。 1945年にやはりアッサムで高さ3.4mのゾウが撃たれている。前足の周囲は168cmあった。 |
1992年、ネパールのカトマンズ南西部にある Bardia Reserve で、John Blashford-Snell は2頭の大きな雄ゾウを発見した。大きい方は地元では Raja Gag(ゾウの王)と呼ばれていた。肩高約3.4m、足跡の直径は57cmあった(Carwardine, 1995)。
2007年12月、バーディア国立公園でも指折りの人気者だった最大級のインドゾウが行方不明になり、関係者を心配させている。このゾウは肩高約3.5m、年齢は70歳以上と推定され、すでに死んでしまった可能性もあるという。
同園の自然保護運動家は「最後にそのゾウを見たときにはやせて自分の体重を支えるのも難しそうだった」としながら「あれほど年を取った動物が生きている可能性はとても低い」と語った(ロイター)。
※ スズメっちさんから知らせていただきました。
| 肩高(cm) | 場 所 | 備 考 |
|---|---|---|
| 338 | セイロン(1882) | 背中までの高さ358cm、全長792cm、胴回り681cm,推定体重8t |
| 334 | アッサム(1965) | 前足の周囲166cm |
| 330 | ベンガル(1870) | カルカッタのIndian博物館に剥製が展示(背中の高さ341cm) |
| 320 | GaroHills(1967) | 前足の周囲160cm |
| 292 | − | 全長798cm |